どこでもドアが欲しかった

元彼『お前セイ病うつしたな!A子にも感染した!治療費よこせ!』 →後日、A子にトンデモナイ事実が発覚…

time 2016/11/24

元彼『お前セイ病うつしたな!A子にも感染した!治療費よこせ!』 →後日、A子にトンデモナイ事実が発覚…

全く別の方向から吉報(と言って良いのかわからないが)が耳に入った。
A子の既婚者上司が、彼男A子と全く同じ病気を発症し、そこからA子と上司の不倫が発覚した。私子に関する噂は姿を潜め、逆に彼男A子上司の泥沼三角関係の話で持ちきりになる。
当然彼男は黙っていなかったようで、あちらはあちらで修羅場になったようだった。最終的にA子は上司を選んだらしい。

そこで終われば良かったものの、彼男がUターンしてきた。A子から指輪を取り返して私子に再アプローチをかけてきた。
友子たちにブロックされて社内では寄り付けないと悟るや否や、私子の部屋に急襲。あっさり引いたと勘違いしていた私子の油断につけいり、帰り際をまんまと捉えられ、go-カン未遂。顔や体を殴られ、服を脱がされかけたところで友子の呼んだ警察が来た。
友子は、私子の部屋で飲もうと約束していたため、自分の家に帰ってすぐにきたところ、犯行に及んでいる彼男とぐったりしている私子を発見したらしい。その場で助けられなくてごめんと謝られたが、私の方こそ感謝してもしきれないと泣いてしまった。
彼男は現行犯?逮捕でも、未遂ということで執行猶予がついたらしい。私子の両親にも連絡が行き、弁護士を呼んで色々なやり取りがあったらしい。私は怪我やショックで様子見のため2、3日入院していたため、後日知らされた。

退院して再出社したものの、社内にいづらい空気が充満していた。さすがに噂は広まっていた。他の当事者たちといえば、彼男はもちろん、上司とA子の姿もなかった。不倫がばれたせいでクビになったらしかった。どうでも良かった。
私子もやめてしまおうかと思ったが、友子がとても気遣ってくれるため、辞めなかった。辞めることはいつでもできるから、と勇気づけてくれた。

退院後はしばらく一人になるのが怖かったため、実家から通っていたが復帰後間もなく警察から連絡があった。
引き払ってなかった私子の部屋に不法侵入した輩がいるとのこと。彼男は勾留中だったため、単なる泥棒かと思っていた。泣きっ面に蜂、とことん不幸だと更に鬱になっていたら、犯人は上司とA子だった。顔も見たくなかったので全て弁護士に任せた。
動機は、ずいぶん後になって聞いた。何がどうなってそうなるのか、私には全く理解できなかったが、以下A子の言い分。

病気になるし、会社クビになるし、頼れる上司もお金なくなっちゃったし、彼男は私子に帰っちゃった。全部私子のせい。私子だけ病気になってないから悪いんだ、私子にも病気うつしてもらおう、そしたらA子は苦しみから開放される。
上司にうまいこと言って焚き付けて、以前彼男に呼ばれたときに作ってた合鍵で侵入、襲っちゃえ!上司には3人でできるよ、って言ったらついて来た。私子だけクビになってないんだから、それくらい良いよね。

精神的に持ち直してないときに聞いてたら、卒倒してたんじゃないだろうかと思った。何が憎くてそこまでされなきゃいけないんだとふさぎこんでいたら、またもや友子が助けてくれた。お祓いだー気分転換だーと連れ回してくれて、何とか持ちこたえた。
上司とA子も逮捕されてた。でも詳しくは知らない。A子は何とか教唆?の罪で上司より罪が重かったと聞いた。

以上で、私の20代の頃に経験した修羅場は終わりです。その後厄年も通過しましたが、拍子抜け…この時期に厄落としできてたんじゃないか、と思うくらいでした。
友子から結婚の知らせが届いたので、投下しました。
私もその後しばらくは男性不信でしたが、良い人と巡り会え、そろそろ結婚を考えております。

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