もうすぐ子供の学校が始まる。いつまでもそっちって訳にいかないから、
娘をこっちに戻してくれ、と言ってきた。
私は、あなた一人で小学生二人見れる訳ないでしょ、と応えた。
すると息子はいい、娘だけ、って言う。
お前が離婚したいと言うなら応じても良い、
しかしその前に娘がどのくらい家事が出来るのか見ないといけない。
お前は母親の責任として娘に家事を仕込んで、その上でこっちに送ってくれ。
それが離婚の条件だ。その後はお前と息子はそっちで暮らして、
親戚みたいな付き合い方をすればいい。とにかくお前は責任を果たせ。
そんな事を言われた。
一気に血の気が下がって、すぐに上昇した。本当に気絶しそうだった。
物凄く冷静に穏やかに、「娘はあなたの家事をする家政婦ではない。
あなたは大人なんだから、自分の事は全部自分ですればいい。
私も子供たちも、あなたの面倒を見る気は全くない。他人になる。
あとは弁護士を通して下さい。さようなら」と言って電話を切った。
あとで聞いてみたら、元旦那は娘本人にも打診していたようだ。
娘も息子も自分の父親に完全に愛想を尽かせていた。
その後元旦那がうちの実家に来たりしたけど会わなかった。
弁護士を通して、こちらの気持ちを全部伝えて貰って、
離婚以外に選択肢はない、養育費は一括で、面会は子供達次第、
という事で決着。
しつこくするなら元旦那の会社に連絡すると言ったら大人しくなった。
こんなんでも一部上場のエリート社員なんだよ。情けない事に。
元旦那の一族は飲んべえで、最初は元旦那に味方していたけど、
最終的にはこちらに凄く謝ってくれた。