どこでもドアが欲しかった

彼と飲みに行ったとき知り合ったA子がなぜか私と仲良くしたがる。その理由は…

time 2016/12/04

彼と飲みに行ったとき知り合ったA子がなぜか私と仲良くしたがる。その理由は…

「1日だけでいいから貸してくれない?」 
「あんな人にはもう出会えないかもしれない」 
「私子ちゃんとは男の好みが似てる」 
とか冗談めいて言ってくるんです。 
さすがに怪しいと思い、彼男にA子の事を『気を付けてね~』みたいに冗談ぽく言いました。 
その時は向こうも、個人的な連絡はとってないし心配するなと言ってたんです。 
そんなことが続いたので、私とA子が遊ぶことはなくなりました。 
それ以外はそこからしばらく何も変わらなかったのに。

ある日を境に、彼男の持つ物が少し高価なものに変わっていました。 
どうしたのか聞くと、スロットで勝ったと。 
ギャンブルはやらないと言っていたのに。

怪しいと思った私は調査しようとミクシーを始めました。 
私は彼男に誘われても頑なに拒んでいたのですが、何かが見つかるような気がして友人に招待してもらうことに。 
彼男とA子がやっているのは知っていたので、探して二人のページを見てみました。 
A子のミクシーには『辛い、死にたい、生きててもどうしようもない』という内容の日記がありました。 
案の定その日記に何度もコメントしている彼男。 
『何かあったら俺を頼って欲しい。』 
『また二人で呑みに行こうね☆』 
『○月は俺の誕生日があるんだ!A子ちゃんに祝ってほしい』 
私、目が点。激怒。 
それで彼男と喧嘩になり、しばらく連絡が途絶えました。

彼男と連絡がとれなくなって数日後、B男から電話がきました。 
最近よく彼男とA子が一緒にいること。 
彼男に呼ばれて家に行ったらA子がいたこと。 
A子に妹なんかいないこと。 
ここまで来たらバカでもわかります。 
私はA子とあった事をB男に話しました。 
「私子ちゃん、早く彼男と仲直りした方がいいよ。彼男のところに行きな。」 
そう言われてすぐに彼男に電話をしました。出なかったのでメールもしました。 
しかし返事が来ない。 
仕事が忙しいんだと思い、数日待ちましたが連絡は一向になし。 
そこから何度か連絡しましたが、返ってこない。 
もう家に行くしかないと思い、休みの日に家に行きました。

インターホン越しに少し戸惑う彼男。 
もちろん彼男の家にはA子がいました。 
彼男の言い訳は、A子の相談に乗っていて後で私の相談もするつもりだった。というもの。 
A子の前では喧嘩したくなかったんですが、家にあがりA子を確認した時点で既に怒りと不満は頂点でした。 
更に彼男の下手な言い訳で遂に爆発。

連絡とれなかった間A子と何してたのか 
何でA子と遊ぶ暇はあるのに、私には連絡出来ないのか等と捲し立てると 
「何で疑うの?お前A子ちゃんと友達でしょ?」 
「A子ちゃんは弱いから、一人じゃ駄目なんだって」 
「学生のお前に俺の忙しさわかんないだろ?」 
この時点での彼男は、穏やかでたしなめるような口調でした。

私は何故か「慰めるためにHするの?!」と口走りました。 
頭に血が上りすぎて、心にひっかかってた事をつい言ってしまったんだと思います。

それを言った瞬間彼男は豹変。 
私を壁に叩きつけました。 
「お前だって嘘ついてるじゃねーか」 
何の事かわからず、恐怖と痛みで彼男を見ることしかできませんでした。

そこで何故かA子が割って入り彼男をなだめ、私に今日は帰った方がいいと言ってきました。

その言葉通りに家に帰り、部屋で泣いていました。 
その夜、彼男から電話がきました。 
ちゃんと話を聞いてみようと思い、電話に出るといつもとは違う彼男の声が。 
内容は 
「今日はごめん。でもいきなり来るとか常識はずれだよ」 
「A子ちゃんに聞いて嘘も全部知ってる」 
「お前イタイよ」 
「俺はそういう女無理」

さっきも私が嘘をついてると彼男は言いましたが、私には何の事かわからない。 
更に痛いと言われる事をした覚えはない。

聞いてみると、私が風俗嬢をやっている。 
お金があるから社会人の彼男と付き合ってる。 
A子と呑みに行くと、彼男とあった事を全て赤裸々に語る。大抵当たり前のようにおごらされる。 
などの話をA子から聞いたと。

風俗なんて身に覚えがあるわけないし、当時の私は心底彼男が好きです。 
必死に否定をし、A子関係の事も説明をしました。 
何故最初からA子を信じて何も言ってくれなかったのかと聞くと、その日お酒を呑みながら話していたせいか、誘われて遂Hをしてしまったと。 
そんな話を信じてしまう行動をとってた私も悪いと。 
これでおあいこでしょ?と言われて、一気に気持ちが退いていきました。

もうどうなってもいいやと思い、思い付く限りの悪態をついているとまた豹変。 
ひどい悪態をつきかえす彼男。 
でも私は負けない。 
彼男の言葉を無視して、一方的に喋り続けました。

私が散々言った後彼男に、俺は別れたいけどお前はどうしたい?と聞かれたので、もう別れると言うと 
「やっぱり金で付き合ってたんじゃないか、お前は最低。」と「別れたくないごめん。」が交互に。 
泣きながら謝る彼男。 
「許せない気持ちはわかるけどお前もわるい。全部なかったことにしよう」 
等と言われました。 
私に直接的な非はない。 
私は完全に冷めていたので、結局その電話で無理矢理別れました。

その後彼男とA子は付き合うことはなかったけど、彼男はA子にひどくお金を使わせていたみたいです。 
高価な持ち物は全てA子が買ったものだったらしい。 
風俗嬢はA子の方だったんで、お金があったんでしょうね。

その後A子は別の恋人にも同じ事をして仕返しをされ、精神的に弱かったせいか入院したそうです。やっぱりメンヘラでした。 
彼男はというと、次に付き合った女の子に包丁で刺されかけたりしたそうです。 
別れてからしばらくは二人につけ回されてましたが、あんなのと無事に縁が切れて良かったです。

2年経った今でも、壁に叩きつけられた恐怖で男の人が怖いです。 
好きな人はいるんですが、付き合えませんでした。

(Visited 945 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •