どこでもドアが欲しかった

我が家は中華料理店。客「おたくの冷凍餃子買ったけど全然美味しくなかったよ」私「うちは冷凍餃子なんてやってませんよ?」

time 2016/11/30

我が家は中華料理店。客「おたくの冷凍餃子買ったけど全然美味しくなかったよ」私「うちは冷凍餃子なんてやってませんよ?」
ありましたよ。○○飯店が楽○に……
しかも、トップページに「創業百年を超える中華の老舗」と銘打って、うちの本店の写真がバーン。
商品を見たら、うちで扱ってない点心までズラズラと……
慌てて長兄に電話「ネットショップ許したの?」、長兄「そんなわけない」。
急遽、長兄嫁が、友人に代理購入してもらって家族会議。
冷凍したままのブツを見ただけで、うちの手作りじゃないとわかる形状
温めて食べてみたら論外……
楽○のページを改めて確かめてみると、レビューには「まずい」だの悪評価だらけ。
 
長兄は怒り狂って次兄を電話呼び出し。

2時間ほどして現れた次兄夫婦に罪の意識なし。
事情を問い詰めると、祖父と両親に断られた後
横浜の中華業者と結託して始めたらしい。
しかし、次兄夫婦の言い分は「本店支店には一円の損害も出させていない、看板を借りただけ、看板使用料が次兄の取り分」。
父と母が「今まで築き上げてきたお店の信用を傷つけた!」
と言っても、「具体的な損害金額は?」と話にならない。
長兄が「今すぐにやめろ」といっても
「楽○との契約期間が云々」「横浜の業者との契約が云々」と埒が明かない。
疲れ果てた時に、祖父が妥協案を出してきた。
「問題は、次兄がこっちの仕事を全くやってないことにある。
次兄がこっちの仕事をやっているならいいんだ。
だから、次兄は、週に四回、朝8時から夕方17時までの早番か
昼11時から夜10時までの遅番のどちらかを選べ。それを看板利用の条件とする。
その間、ネットショップとやらは開いてていいが、うちの手作りではないと明記しなさい。
うちの手作り点心を扱いたいなら、扱い量の半分だけでいいから、つくりなさい」

次兄は嫌がったが、次兄嫁が快諾w
両親は「甘すぎる!」といったが、長男夫婦と私たち夫婦は「じいさんの決めたことなら」で決定。

それから…

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