近所に顔の骨がずれてる婆さんがいた。
爺さんが喧嘩のたび
「そこで寝ろ!」とお婆さんを寝かせて、コーンと頭?顔?を蹴るんだそうだ。
それを毎回やられてたら顔がずれてしまったらしい。
というのは噂だったが、爺さんが
「そこへ寝ろ!」→悲鳴っていうのはたまに聞こえてきたし婆さんに
「そこへ立て!」って気を付けの姿勢させてからぶん殴ってたのは俺も見たことがある。
だから多分本当だったんだと思う。
当時俺は中学生で、婆さんが口と鼻から血を流して、それでも立ってるのを目撃した時は恐怖でしかなかった。
倒れるとまたコーンと頭を蹴られるから倒れられなかったらしい。
婆さんは顎もずれてるから、話し方が不明瞭だった。
それも「はっきりしゃべれ!」って殴られる原因になっていた。
うちの祖母が言うには、若い頃からずっと殴られていたらしい。
「なんで通報しないの?」
って思うだろうが、近所中が麻痺してた&関わりあいたくないの一心だった。
その爺さんが癌になり、入院した。
すると…