どこでもドアが欲しかった

高校時代の同級生と会って話をしていたら、いきなり知らない女に殴り掛かられた…

time 2016/11/23

高校時代の同級生と会って話をしていたら、いきなり知らない女に殴り掛かられた…

わけがわからずポカーンと見上げている私を、鬼の形相のままヒールで蹴り付けようとするC子。
あまりのことに声も出せず、腰が抜けながらも四つん這い状態で逃げようとする私。
まわりに人も結構いたんだけど、無言で蹴りつづけるのC子の形相にみんな固まっていて一瞬動けなかったみたいだった。

そこにA男が店内から慌てて飛び出して来て「何してるんだ!」とC子を羽交い締めにして止めてくれた。
私は腰が半分抜けながらも立ち上がって逃げようとするけれど、がくがくしちゃってうまく歩けず。
その間もA男は必死でC子を止めているけど、このままA男を見捨てて逃げていいのかわからず、半泣きで「A男!A男!」と叫ぶ私。
それを聞いてまたスゴイ勢いで暴れて喚きだすC子。
何を言ってるかさっぱり聞き取れないけど、A男が「やめろよC子!」と怒鳴った。
そこでやっと「この女の子は通り魔じゃなくて、A男の知り合いなんだ」とわかった。
「自転車のって先に駅まで行ってて!」とA男が叫び、私はあわてて乗り馴れない自転車に乗って逃げ出した。

A男はすぐにC子を振り切ってダッシュ、駅近くで私に追いついた。
私は顔が腫れてきて膝から血が出てスカートは蹴られて泥だらけで、気が緩んで泣いてしまったせいですごい顔になっていた。
すぐに電車には乗れない状況だったので、駅前そばでなんとか涙と震えをとめようとする私。
A男から、さっきの女の子は別れた元カノのC子、なんであそこにいたのかわからない、怪我は大丈夫か?などいろいろ話しかけられているうちに、だんだん落ち着いて来た。
「たぶん私を浮気相手と間違えたんじゃない?」と聞くと「向こうから別れたいって、別れたのに…」と困惑気味。
とりあえず私は帰るわーといっていると、向こうのほうからC子がハイスピードで走ってくるのが見えた。
怖い気持ちもあったけど、感覚麻痺して他人事みたいに思っちゃって、スカート短いからパンツ見えるぞとかあんなヒールでよく走れるなーとか、変に関心してしまった。
逃げるタイミングを失っているうちに、「A男!その女はなんなのよ!」と喚きながら詰め寄ってくるC子。
可愛くてスタイルいいC子から、ブサでデブな私を庇うように立つ長身イケメンA男が「おまえこそ何なんだ!(私)に謝れ!」と一括。
駅前で注目集めまくって、好奇心wktkな視線が痛かった…。

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